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「熱中症から子どもを守る10のヒント」第3回|朝ごはんは予防の第一歩!―体温を整える朝の習慣

第3回(全10回)


朝ごはんは「一日のエネルギー源」として知られていますが、実は熱中症の予防にも大きな役割を果たしています。暑さで食欲が落ちる夏場こそ、しっかり朝食をとることが大切です。

今回は、なぜ朝ごはんが熱中症対策になるのか、そして忙しい朝でもできる工夫についてお伝えします。


朝ごはんがないと、熱中症になりやすい?

私たちの体は、食事をすることで体温を調整したり、水分・塩分を補給したりしています。特に朝ごはんを抜くと、以下のようなリスクが高まります:

  • エネルギー不足で汗をかきづらくなり、熱がこもる

  • 水分・塩分が不足したまま活動を始める

  • 脳への血流が減り、ぼーっとしやすくなる

つまり、「朝ごはん抜き+暑い環境での活動」は、子どもにとって非常に危険な組み合わせなのです。


忙しい朝でも簡単に!熱中症予防におすすめの朝食例

夏場はさっぱりしたものや、冷たくてのど越しのよいメニューが食べやすい傾向にあります。以下のようなものでも十分に効果があります。

食材

効果

メニュー例

ごはん+みそ汁

水分・塩分・糖分の補給

おにぎり+具だくさんみそ汁

果物

水分・ビタミン補給

スイカ、バナナ、みかん

乳製品

エネルギー・たんぱく質補給

ヨーグルト、チーズ

みそ汁は特に「水分+塩分+栄養」が一度に摂れる万能メニューです。冷蔵庫で冷やして「冷やしみそ汁」にするのもおすすめです。


一緒に食べる習慣がカギ

「子どもが朝ごはんを嫌がる…」という声もよく聞きます。そんなときは、保護者も一緒に食卓に座ってみましょう。食べることが習慣化すれば、自然と朝の体調も整ってきます。

また、前日の夜に簡単な下ごしらえをしておくことで、朝の準備がグッと楽になります。


まとめ

「暑さに強い子ども」は、朝から体の準備ができている子どもです。朝ごはんをしっかりとることは、熱中症から体を守る最初の一歩です。次回は「服装や持ち物を見直して、体の熱を逃がす工夫」についてご紹介します。


参考文献(情報取得何れも2025年6月22日)

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