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特定非営利活動法人結の会
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第10回 アレルギーがあっても食事は楽しめる
第10回 アレルギーがあっても食事は楽しめる ~正しい知識と備えで広がる食の楽しみ~ 食物アレルギーシリーズも今回で最終回となりました。 これまでシリーズ全10回に渡り、 ・食物アレルギーとは何か ・症状の見分け方 ・アナフィラキシーへの対応 ・ナッツアレルギー ・食品表示の見方 ・外食や旅行での注意点 ・学校や学童との連携 ・エピペン®の役割 ・子どもの心の支え方 についてお伝えしてきました。 ここまで読んでくださった保護者の皆さま、本当にありがとうございました。 さて、食物アレルギーについて学ぶと、 「危険」 「注意」 「気を付ける」 という言葉が多くなりがちです。 しかし、本来の目的は「食べることを制限すること」ではありません。 子どもたちが安全に、そして楽しく食事ができるようにすることです。 最近では、アレルギー対応食品も増えています。 スーパーやインターネットでは、 ・卵不使用のお菓子 ・乳製品不使用のデザート ・小麦不使用の食品 など、多くの商品を見かけるようになりました。...
6月13日読了時間: 4分


第9回 アレルギーの子どもの心を守ろう
第9回 アレルギーの子どもの心を守ろう ~食べられないつらさに寄り添うために~ これまでのシリーズでは、食物アレルギーの症状や対策についてお伝えしてきました。 しかし、食物アレルギーは体だけの問題ではありません。 実は、子どもたちの心にも大きな影響を与えることがあります。 例えば、 ・みんなと同じものが食べられない ・給食で別のメニューになる ・誕生日会のお菓子が食べられない ・友達に理由を説明しなければならない など、日常のさまざまな場面で寂しさや不安を感じることがあります。 大人から見れば小さなことに思えるかもしれません。 しかし、子どもにとって「みんなと同じ」ができないことは、大きな悩みになることがあります。 特に低学年の子どもは、 「どうして自分だけ食べられないの?」 「みんなと違うのは嫌だな」 と感じることがあります。 また、周囲に悪気がなくても、 「少しくらい大丈夫じゃない?」 「好き嫌いしているだけでしょ?」 と言われることで傷つくこともあります。 食物アレルギーは本人の努力で治せるものではありませ
6月12日読了時間: 3分


第8回 エピペン®を知っていますか?
第8回 エピペン®を知っていますか? ~もしもの時に命を守るための大切な備え~ 食物アレルギーについて調べていると、「エピペン®」という言葉を見聞きすることがあります。 しかし、 「名前は知っているけれど詳しくは分からない」 「使う場面が想像できない」 という保護者の方も多いのではないでしょうか。 エピペン®は、アナフィラキシーが起こったときに使用する緊急補助治療薬です。 アドレナリンという薬が入っており、呼吸が苦しくなったり、血圧が下がったりする重いアレルギー症状の進行を抑える効果があります。 大切なのは、エピペン®はアレルギーを治す薬ではなく、命を守るための応急処置であるということです。 そのため、使用後は症状が落ち着いたように見えても、必ず医療機関を受診する必要があります。 エピペン®が処方されるのは、 ・過去にアナフィラキシーを起こしたことがある ・重いアレルギー症状が予想される などの場合です。 主治医が必要と判断した場合に処方されます。 保護者の方の中には、 「本当に使っていいのかな」 と迷う方もおられます
6月11日読了時間: 3分


第7回 学校・学童・習い事への伝え方
第7回 学校・学童・習い事への伝え方 ~子どもを守るために家庭と施設ができること~ 食物アレルギーのあるお子さんが安全に過ごすためには、ご家庭だけでなく、学校や学童保育、習い事など周囲の大人との連携が欠かせません。 「一度伝えたから大丈夫」 と思っていても、職員の異動や担当者の変更などによって情報が十分に共有されていない場合もあります。 お子さんの命を守るためにも、必要な情報は丁寧に伝えておくことが大切です。 まず、伝えておきたい基本的な内容は次のとおりです。 ・原因となる食品 ・どの程度の摂取で症状が出るか ・これまでに起こった症状 ・処方されている薬の有無 ・エピペン®の処方状況 ・緊急連絡先 例えば、 「卵アレルギーがあります」 だけではなく、 「加熱した卵でも症状が出る」 「少量でもじんましんが出る」 「過去にアナフィラキシーを起こしたことがある」 など、具体的な情報を共有することが重要です。 学校では、必要に応じて主治医が作成する「学校生活管理指導表」を活用しながら対応を行います。 学校生活管理指導表と
6月10日読了時間: 4分


第6回 外食・旅行で気を付けたいこと
第6回 外食・旅行で気を付けたいこと ~楽しい思い出を安全につくるための準備とは?~ 食物アレルギーがあると、 「外食は心配」 「旅行先で何かあったらどうしよう」 と不安に感じる保護者の方も少なくありません。 しかし、事前の準備を行うことで、外食や旅行を安心して楽しむことは十分可能です。 大切なのは、「行かないこと」ではなく、「備えること」です。 まず外食をするときは、事前にお店へ確認することをおすすめします。 最近では、ホームページにアレルギー情報を掲載している飲食店も増えています。 もし情報が見当たらない場合は、 ・アレルギーがあること ・原因となる食品 ・どの程度の除去が必要か を事前に伝えておくと安心です。 また、お店が混雑する時間帯は、十分な確認が難しい場合があります。 余裕のある時間帯を選ぶことも安全につながります。 旅行の場合は、さらに事前準備が重要になります。 宿泊施設を予約する際には、 ・食物アレルギーがあること ・除去が必要な食品 ・調理器具の共用が問題になるか などを確認しておきましょう。
6月9日読了時間: 3分


第5回 食品表示の見方を知ろう
第5回 食品表示の見方を知ろう ~アレルギー表示を正しく読み取るポイント~ 食物アレルギーがあるお子さんにとって、食品表示は安全を守るための大切な情報です。 しかし、スーパーやコンビニで食品を手に取ったとき、 「どこを見ればいいの?」「難しい言葉が多くて分からない」 と感じたことはありませんか。 今回は、知っておきたいアレルギー表示の基本についてご紹介します。 食品には、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が含まれている場合、その情報を表示するルールがあります。 現在、特に重い症状を起こしやすく、表示が義務付けられている食品を「特定原材料」といいます。 2025年現在の特定原材料は次の8品目です。 ・えび ・かに ・くるみ ・小麦 ・そば ・卵 ・乳 ・落花生(ピーナッツ) これらが含まれる加工食品には、原則として表示が必要です。 例えば、 「原材料名:小麦粉(国内製造)、砂糖、卵、バター」 と記載されていれば、小麦・卵・乳が含まれていることが分かります。 また、特定原材料ほどではないものの、注意が必要な食品
6月8日読了時間: 3分


第4回 今増えているナッツアレルギー
第4回 今増えているナッツアレルギー ~なぜ注目されているの?くるみ・ピーナッツとの上手な付き合い方~ 近年、食物アレルギーの中でも特に注目されているのが「ナッツアレルギー」です。 ニュースなどで、「ナッツを食べて重症化した」「学校でアレルギー事故が起きた」といった話題を目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。 ナッツ類には、 ・くるみ ・カシューナッツ ・アーモンド ・マカダミアナッツ ・ピスタチオ などがあります。 また、落花生(ピーナッツ)は木の実ではありませんが、ナッツ類と同様に重いアレルギー症状を起こしやすい食品として知られています。 近年、特に増加しているのが「くるみアレルギー」です。 消費者庁が実施している食物アレルギーに関する全国調査では、くるみによるアレルギー症例が年々増加していることが報告されています。 以前は、食物アレルギーによる健康被害の原因として鶏卵、牛乳、小麦が多くを占めていました。しかし近年では、くるみによるアレルギーが急増し、アナフィラキシーを含む重い症状を引き起こす事例も多く報告され
6月7日読了時間: 3分


第3回 アナフィラキシーってどんな状態?
第3回 アナフィラキシーってどんな状態? ~知っておきたい緊急時のサインと対応~ 食物アレルギーについて調べていると、「アナフィラキシー」という言葉を目にすることがあります。 ニュースなどで取り上げられることもあり、「とても怖いもの」という印象を持つ方も多いかもしれません。 確かにアナフィラキシーは命に関わる可能性のある重いアレルギー反応です。しかし、正しい知識を持っていれば、必要以上に恐れる必要はありません。 アナフィラキシーとは、アレルギーの原因となる食べ物などを摂取した後に、複数の臓器で急激に症状が現れる状態をいいます。 例えば、 ・じんましんが広がる ・顔や唇が腫れる ・咳が止まらない ・ゼーゼーする ・腹痛や嘔吐が起こる ・顔色が悪くなる ・ぐったりする などの症状が見られます。 さらに重症化すると、 ・呼吸が苦しくなる ・血圧が下がる ・意識がなくなる といった状態になることがあります。 これを「アナフィラキシーショック」と呼びます。 アナフィラキシーは、原因となる食べ物を食べてから数分から30分程
6月6日読了時間: 3分


第2回 食物アレルギーの症状を知ろう
第2回 食物アレルギーの症状を知ろう ~見逃したくない体からのサイン~ 食物アレルギーというと、「じんましんが出る病気」というイメージを持つ方も多いかもしれません。 確かに皮膚の症状はよく見られますが、実際には皮膚だけでなく、呼吸器や消化器など全身に症状が現れることがあります。 そのため、「じんましんが出ていないから大丈夫」とは限りません。 食物アレルギーで見られる主な症状には次のようなものがあります。 【皮膚の症状】 ・じんましん・赤み・かゆみ・まぶたの腫れ 【呼吸器の症状】 ・咳・ゼーゼーする・声がかすれる・息苦しさ 【消化器の症状】 ・腹痛・吐き気・嘔吐・下痢 【全身の症状】 ・元気がなくなる・顔色が悪くなる・意識がぼんやりする 食物アレルギーの症状は、食べてすぐに現れることが多いですが、場合によっては30分から2時間ほど経ってから現れることもあります。 特に注意したいのは、複数の症状が同時に現れる場合です。 例えば、 「じんましんが出ているうえに咳も出る」 「おなかが痛いと言った後に顔色が悪くなる」 といった場合は、重症
6月5日読了時間: 3分


第1回 食物アレルギーって何だろう?
はじめに 近年、食物アレルギーを持つ子どもは増加しており、学校や保育園、学童保育などでもアレルギーへの対応が欠かせなくなっています。 一方で、 「何に気を付ければいいの?」 「アナフィラキシーって何?」 「学校や学童にはどう伝えればいいの?」 など、不安や疑問を抱えている保護者の方も多いのではないでしょうか。 そこで本シリーズでは、全10回にわたり、食物アレルギーの基礎知識から日常生活での注意点、学校との連携方法、緊急時の対応までを分かりやすくお伝えします。 必要以上に怖がるのではなく、正しい知識と備えによって、お子さんが安心して食事を楽しめるよう一緒に学んでいきましょう。 食物アレルギー全シリーズ一覧 第1回 食物アレルギーって何だろう? 第2回 食物アレルギーの症状を知ろう 第3回 アナフィラキシーってどんな状態? 第4回 今増えているナッツアレルギー 第5回 食品表示の見方を知ろう 第6回 外食・旅行で気を付けたいこと 第7回 学校・学童・習い事への伝え方 第8回 エピペン®を知っていますか? 第9回 アレルギーの子ども
6月4日読了時間: 4分


「熱中症から子どもを守る10のヒント」第5回|気温より湿度が危険!?―暑さ指数(WBGT)を知っていますか?
第5回(全10回) 「今日は30℃を超えるから気をつけよう」と、天気予報を見て対策をしているご家庭も多いかもしれません。でも、 本当に見るべきなのは"気温"ではなく"暑さ指数(WBGT)" です。 今回は、意外と知られていない「WBGT(湿球黒球温度)」と、それを使った熱中...
2025年6月27日読了時間: 2分


「熱中症から子どもを守る10のヒント」第4回|服装で差がつく!―熱を逃がす工夫、できてる?
第4回(全10回) 暑い日、登校する子どもたちの服装を見て「これで大丈夫かな?」と感じたことはありませんか? 実は、服装は熱中症のリスクを大きく左右します。今回は、 子どもの体にやさしい夏の服装選び と、家庭でできる「熱をためこまない工夫」についてお伝えします。...
2025年6月26日読了時間: 3分


「熱中症から子どもを守る10のヒント」第3回|朝ごはんは予防の第一歩!―体温を整える朝の習慣
第3回(全10回) 朝ごはんは「一日のエネルギー源」として知られていますが、実は 熱中症の予防 にも大きな役割を果たしています。暑さで食欲が落ちる夏場こそ、しっかり朝食をとることが大切です。 今回は、なぜ朝ごはんが熱中症対策になるのか、そして忙しい朝でもできる工夫についてお...
2025年6月25日読了時間: 3分


「熱中症から子どもを守る10のヒント」第2回|水分補給は「のどが渇く前に」―水筒の中身を見直そう!
第2回(全10回) 「ちゃんと水筒を持たせているから大丈夫」—そう思っていませんか? 実は、水筒を持っていても「いつ」「何を」「どれだけ飲むか」が適切でなければ、熱中症を防ぐには不十分な場合もあります。 特に小学生は、大人のように「喉が渇いた」と感じる前に体内の水分が不足し...
2025年6月24日読了時間: 3分


「熱中症から子どもを守る10のヒント」第1回|そもそも熱中症ってどんな症状?―「だるそう」は注意のサイン!
第1回(全10回) 夏の暑さが厳しくなる季節です。大人でもつらい気温の中で、子どもたちが元気に外で遊んでいると、「熱中症、大丈夫かな?」と心配になることはありませんか? 私たち大人は「暑いからちょっと休もう」と自分で判断できますが、幼児や小学生は自分の体調の変化に気づきにく...
2025年6月23日読了時間: 3分
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