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「熱中症から子どもを守る10のヒント」第4回|服装で差がつく!―熱を逃がす工夫、できてる?

第4回(全10回)


暑い日、登校する子どもたちの服装を見て「これで大丈夫かな?」と感じたことはありませんか? 実は、服装は熱中症のリスクを大きく左右します。今回は、子どもの体にやさしい夏の服装選びと、家庭でできる「熱をためこまない工夫」についてお伝えします。


服装で体温調節を助ける

子どもは体温が上がりやすく、汗をかいてもそれがうまく蒸発しないことがあります。そのため、服選びが非常に大切です。

以下の3点に注意して服を選ぶのがポイントです:

  1. 通気性がよい素材(綿や麻)を選ぶ

  2. 色は白や淡い色を選び、熱の吸収を抑える

  3. 着脱しやすい重ね着で体温調節をしやすくする

また、首元を開けて風を通すなど、見た目より「涼しさ優先」の考え方も必要です。


帽子は"かぶる"だけでなく"選ぶ"ことが大切

日差し対策として帽子をかぶることは基本ですが、素材や形によって涼しさは大きく変わります。特におすすめなのが:

  • 通気孔やメッシュがある帽子

  • 首の後ろまでカバーできる日よけ付きタイプ

  • つばが広く、顔全体を覆えるもの

さらに、ランドセルに入れておける冷感タオルハンディ扇風機なども、体を冷やす補助になります。


家庭での対策グッズも活用

最近では市販の「冷感スプレー」や「接触冷感素材の肌着」も多く販売されています。ただし、肌が敏感な子には注意が必要なので、最初は短時間の使用から試してみてください。

また、「熱がこもりやすい子」や「汗をかきにくい子」には、保護者が意識して通気のよい服を選ぶことで、ぐっと快適に過ごせるようになります。


まとめ

服装は、毎日取り組める"熱中症予防"の第一歩です。「かわいい」「かっこいい」よりも、「涼しい」「快適」「動きやすい」が大切な季節です。次回は、「気温よりも危険な湿度と暑さ指数(WBGT)」についてご紹介します。


参考文献(情報取得何れも2025年6月22日)

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