top of page

「熱中症から子どもを守る10のヒント」第9回|室内でも油断禁物!―家の中の熱中症対策

第9回(全10回)


「今日は外に出なかったから安心」—そんなふうに思っていませんか? 実は、熱中症の多くが屋内でも発生しているというデータもあります。特に、子どもは夢中で遊んでいると、自分の暑さに気づきにくいため注意が必要です。

今回は、室内での熱中症のリスクと、その対策方法についてご紹介します。


室内熱中症が起こる主な場面

以下のような場面は、室内でも熱中症リスクが高くなる状況です:

  • エアコンを使っていない日中のリビング

  • 西日が差し込む部屋での長時間の勉強や読書

  • 就寝時にエアコンを切って寝ている場合

  • テレビゲームやタブレットに集中しているとき(汗をかいても水分補給しない)

また、室内の湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体に熱がこもりやすくなります。


エアコンの使い方のポイント

エアコンの使用については、以下の点に気をつけましょう:

  • 室温は28℃以下が目安(環境省推奨)

  • 扇風機と併用して空気を循環させる

  • 就寝時は適切な温度設定で継続運転も選択肢に

  • 湿度を50〜60%以下に保つことで快適さが大きく変わります

「もったいないから冷房を我慢する」という考えが、命に関わるリスクにつながることもあると認識しておきましょう。


水分補給も忘れずに

涼しい室内でも無意識に汗はかいています。特に寝起きや入浴後などは脱水傾向になっていることが多いため、以下のタイミングでの水分補給をおすすめします:

  • 起床時

  • 食事前後

  • 入浴後

  • 就寝前

特に、就寝中の汗による脱水を防ぐには、寝る前のコップ1杯の水が有効です。


まとめ

「外出していないから安心」は禁物です。家の中こそ、油断せずに環境を整え、水分補給の声かけを欠かさないことが、子どもを守るカギです。次回はいよいよ最終回。親子で楽しく学べる「熱中症クイズ」をご紹介します。


参考文献(情報取得何れも2025年6月22日)

 
 
 

最新記事

すべて表示
R7 手作りピザ体験イベント アンケート

R7 手作りピザ体験イベント参加者の皆様にアンケートのお願いです。 このたびは、イベントにご参加いただきありがとうございました。今回、学童保育結の家で開催した親子体験イベントはお楽しみいただけましたでしょうか。 参加者の皆様からのフィードバックをもとに、今後もイベントの運営...

 
 
 

Comments


bottom of page