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「熱中症から子どもを守る10のヒント」第8回|塩分補給はどうする?―「塩タブレット」だけで大丈夫?

第8回(全10回)


暑い日が続くと「水分をしっかりとらなきゃ」と意識する保護者は多いですが、見落とされがちなのが"塩分"の補給です。特に子どもは汗をかきやすく、体内の塩分(ナトリウム)も失われやすいため、水だけでは熱中症の予防にならないことも。

今回は、家庭でできる塩分補給の工夫と、気になる市販品との付き合い方を解説します。


なぜ塩分が必要?

汗をかくと、水分と一緒に塩分(ナトリウム)も失われます。水だけを飲み続けると、体内の塩分濃度が下がり「低ナトリウム血症」を引き起こすことも。これが進むと、頭痛や吐き気、けいれんなどの症状を伴うことがあります。

そのため、水分と同時に塩分も補うことが熱中症予防には必須なのです。


塩タブレットや飴はどう使う?

最近はスーパーやドラッグストアで「塩タブレット」や「塩分補給飴」が手に入りやすくなっていますが、以下の点に注意しましょう:

  • あくまで補助的なものと考える

  • 糖分が多い製品もあるため食べすぎ注意

  • 「暑い日の外遊び」や「運動後」など必要な場面にだけ与える

また、小さな子どもには飴やタブレットの誤飲リスクもあるため、ラムネタイプやゼリータイプを選ぶのも◎です。


食事から塩分補給も意識しよう

基本は毎日の食事でしっかり塩分が取れていれば、無理に補助食品をとる必要はありません。

おすすめはこんなメニュー:

  • 梅干し入りおにぎり

  • みそ汁(具だくさんで栄養もアップ)

  • しらすや漬物を使った簡単おかず

市販のスポーツドリンクや経口補水液も活用できますが、糖分・カフェインの有無・塩分濃度の違いに注意して選びましょう。


まとめ

「水だけで安心」はNGです。塩分もしっかり補うことで、熱中症対策はもっと効果的になります。次回は「室内での熱中症対策」についてお話しします。家の中にも"危険ゾーン"は意外と多いのです。


参考文献(情報取得何れも2025年6月22日)

 
 
 

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