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「熱中症から子どもを守る10のヒント」第7回|子どものSOSを見逃さない!―「なんか変だな」を信じて

第7回(全10回)


熱中症は、急に倒れてしまうイメージを持たれがちですが、実際には「じわじわと具合が悪くなる」ケースが多くあります。特に小学生は、自分の体調不良をうまく言葉にできなかったり、「がまんしよう」と思ってしまうことがあります。

今回は、保護者が気づくべき「小さなSOS」と、その対応についてお伝えします。


こんなときは注意!

熱中症の初期症状は、風邪や疲れと見分けがつきにくいことがあります。以下のような様子が見られたら、早めの対応が必要です。

  • いつもより無口になっている

  • ふらつきや歩くスピードが遅くなっている

  • 顔が赤いのに汗をかいていない

  • 水筒の中身がほとんど減っていない

  • 「頭が痛い」「気持ち悪い」と訴える(我慢していた場合、急に訴えることも)

子どもが「なんとなく元気がない」と感じたときは、まず涼しい場所に移動し、水分を与えることが基本です。


子どもは「しんどい・つらい」をうまく言えない

特に低学年の子どもは、言葉で体調を伝えることが難しいです。「しんどい・つらい」よりも「眠い」「帰りたい」「お腹が痛い」など、別の言い方で訴えることもあります。

そんな時は「いつから?」「どこが?」と詰問せず、まず共感して安心させる声かけが大切です。


学校・学童との連携も

子どもの小さな変化を、家庭・学校・学童それぞれで情報共有できると、さらに早く異変に気づくことができます。

たとえば:

  • 連絡帳に「朝から元気がないようです」など簡単な一言を添える

  • 支援員や担任から「今日はあまり話していませんでした」などのフィードバックをもらう

  • 下校後の様子を家庭でしっかり観察する


まとめ

「ちょっと様子が変だな」という直感は、保護者ならではの"感覚"です。小さなサインに気づくことが、大きな事故を防ぐ第一歩です。次回は、「熱中症と塩分補給の関係」について具体的にお話しします。


参考文献(情報取得何れも2025年6月22日)

 
 
 

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