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「熱中症から子どもを守る10のヒント」第1回|そもそも熱中症ってどんな症状?―「だるそう」は注意のサイン!

更新日:6月23日

第1回(全10回)


夏の暑さが厳しくなる季節です。大人でもつらい気温の中で、子どもたちが元気に外で遊んでいると、「熱中症、大丈夫かな?」と心配になることはありませんか?

私たち大人は「暑いからちょっと休もう」と自分で判断できますが、幼児や小学生は自分の体調の変化に気づきにくいことがあります。特に幼児や低学年の子どもは「なんかだるい」「頭が痛い」などの違和感を言葉でうまく伝えられないことが多いため、変化のサインを大人が見て気づくことがとても大切です。


そもそも「熱中症」とは?

熱中症とは、体温調整がうまくできず、体に熱がこもってしまった状態です。子どもは大人に比べて、

  • 体温を調節する能力が未発達

  • 地面に近い位置にいる時間が長く、照り返しの熱の影響を受けやすい

  • 遊びに夢中になると水分をとるのを忘れてしまう

といった理由から、大人よりも熱中症になりやすいのです。


こんな症状に要注意!

保護者の方が特に気をつけていただきたいのは以下のようなサインです

  • いつもより元気がない・ぼーっとしている

  • 顔が赤くなっていて、汗をかいていない

  • 水分をとりたがらない

  • 「お腹が痛い」「気持ち悪い」など、体調不良を訴える

これらはすべて、熱中症の初期症状かもしれません。放っておくと重症化してしまう危険もあります。


家庭でできるサインの見極め

「ちょっとだるそうだな」「今日はあまりしゃべらないな」など、日頃の様子と比べて違和感がある場合は、まずは涼しい場所に移動し、水分をしっかりとらせてください。体調が回復しないときは、医療機関の受診を迷わずに行いましょう。


まとめ

熱中症は「暑い日だけ」の問題ではなく、湿度が高い日や運動後、睡眠不足や体調不良などが重なった時にも起こります。子どもの日常の様子をよく観察し、早めの気づきと対応を心がけましょう。次回は「水分補給の正しいタイミングと中身」について詳しくご紹介します。


参考文献(情報取得何れも2025年6月22日)

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