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「熱中症から子どもを守る10のヒント」第5回|気温より湿度が危険!?―暑さ指数(WBGT)を知っていますか?

第5回(全10回)


「今日は30℃を超えるから気をつけよう」と、天気予報を見て対策をしているご家庭も多いかもしれません。でも、本当に見るべきなのは"気温"ではなく"暑さ指数(WBGT)"です。

今回は、意外と知られていない「WBGT(湿球黒球温度)」と、それを使った熱中症予防についてご紹介します。


WBGTってなに?

WBGTとは、気温・湿度・輻射熱(太陽の照り返しなど)を総合的に評価した暑さの指標です。

この指数は、熱中症のリスクをより正確に予測するために作られたもので、たとえ気温がそこまで高くなくても「湿度が高い」とWBGTが高くなり、危険な状態になることがあります。


家庭でもWBGTをチェックしよう

現在では、スマートフォンの無料アプリ環境省のウェブサイトなどで、地域ごとのWBGTをリアルタイムで確認することができます。

たとえば、

では、1時間ごとの暑さ指数を確認でき、外出や運動の判断に役立ちます。



子どもを守る「判断基準」に

環境省では、WBGTの数値によって行動の目安を示しています。例えば:

WBGTの数値

危険度

行動の目安

25〜28℃

警戒

積極的な休憩と水分補給

28〜31℃

厳重警戒

激しい運動は原則中止

31℃以上

危険

運動は原則中止

学校や学童でもこの指標を基に活動の制限がされることが多く、家庭でも参考にすることで安全度が上がります。


まとめ

気温だけでは測れない「暑さの危険」を見える化してくれるWBGTです。親としてできることは、「暑さを感覚で判断しない」ことです。次回は、外遊びの時間帯と場所を工夫する「安全な遊び方」についてお話しします。


参考文献(情報取得何れも2025年6月22日)

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