「熱中症から子どもを守る10のヒント」第6回|日中の外遊び、大丈夫?―安全な時間帯と遊び方
- yuinokainpo
- 6月28日
- 読了時間: 2分

第6回(全10回)
「外で元気に遊ぶのはいいこと」と思いつつ、猛暑の中での外遊びには危険も潜んでいます。熱中症の多くは学校の休み時間や帰宅後の遊び中に起きています。今回は、外遊びの時間帯や場所の工夫でできる熱中症予防をご紹介します。
「いつ遊ぶか」が最重要ポイント
夏の気温は、朝からどんどん上がっていき、午後2時〜4時頃が最も危険とされています。
特に注意したいのは:
午前10時〜午後4時の直射日光が強い時間帯
風がない日やアスファルトの照り返しが強い場所
前日まで涼しかった日の急激な気温上昇時
このような環境では、無理に遊ばせない判断も重要です。
「どこで遊ぶか」も考える
日陰があり、風通しのよい場所を選ぶことで体感温度は大きく下がります。
おすすめの遊び場:
木陰のある公園(芝生があるとさらに◎)
屋根付きの遊具スペースや校庭の東屋
ミストや水遊び設備のある場所
逆に、アスファルトや人工芝の上は照り返しが強く、地面からの放射熱で体感温度は40℃以上になることもあります。
「遊び方」を変えるだけでも予防に
炎天下で走り回るだけが遊びではありません。たとえば:
木陰でのカードゲームやお絵かき
水風船や水鉄砲を使った水遊び
扇風機や風鈴を使った「涼を感じる遊び」
これらは、熱のこもりにくい遊び方として学童保育でも実践されています。
まとめ
「時間」「場所」「遊び方」—この3つを工夫することで、暑い日でも安全に楽しく遊ぶことができます。次回は、子どもが発する「小さなSOS」に気づくためのポイントをお伝えします。
参考文献(情報取得何れも2025年6月22日)
環境省「熱中症環境保健マニュアル2022」 https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_manual.php
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