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第2回 食物アレルギーの症状を知ろう


第2回 食物アレルギーの症状を知ろう

~見逃したくない体からのサイン~


 食物アレルギーというと、「じんましんが出る病気」というイメージを持つ方も多いかもしれません。


 確かに皮膚の症状はよく見られますが、実際には皮膚だけでなく、呼吸器や消化器など全身に症状が現れることがあります。


 そのため、「じんましんが出ていないから大丈夫」とは限りません。


 食物アレルギーで見られる主な症状には次のようなものがあります。

【皮膚の症状】

・じんましん・赤み・かゆみ・まぶたの腫れ

【呼吸器の症状】

・咳・ゼーゼーする・声がかすれる・息苦しさ

【消化器の症状】

・腹痛・吐き気・嘔吐・下痢

【全身の症状】

・元気がなくなる・顔色が悪くなる・意識がぼんやりする


 食物アレルギーの症状は、食べてすぐに現れることが多いですが、場合によっては30分から2時間ほど経ってから現れることもあります。


 特に注意したいのは、複数の症状が同時に現れる場合です。


 例えば、

 「じんましんが出ているうえに咳も出る」

 「おなかが痛いと言った後に顔色が悪くなる」

といった場合は、重症化の可能性があります。


 また、小さなお子さんは自分の体調をうまく言葉で伝えられないことがあります。

 「なんとなく元気がない」

 「急に機嫌が悪くなった」

 「のどを気にしている」

といった様子の変化が、アレルギー症状のサインであることもあります。


 学校や学童保育の現場でも、子どもの表情や行動の変化は重要な観察ポイントです。

症状が出た場合は、無理に様子を見続けるのではなく、早めに医療機関へ相談することが大切です。


 また、過去に軽い症状しか出ていなかった場合でも、次回も同じ程度とは限りません。


 その日の体調や運動、摂取量などによって症状の強さが変わることもあります。


 「前回は大丈夫だったから」と安心せず、毎回注意深く見守ることが大切です。


 食物アレルギーへの対応で最も重要なのは、早く気付くことです。


 保護者や周囲の大人が症状のサインを知っていることで、子どもの安全につながります。



ワンポイント

 

 食後に「なんだか様子がおかしい」と感じたときは、その直感を大切にしてください。

特に、じんましんと咳、腹痛と顔色不良など、複数の症状が同時に見られる場合は注意が必要です。

 迷ったときは医療機関へ相談することをおすすめします。



参考文献・参考サイト


■ 厚生労働省 アレルギーポータル


■ 消費者庁 食物アレルギー表示制度


■ 日本アレルギー学会


■ 日本小児アレルギー学会


■ 文部科学省 学校のアレルギー疾患に対する取り組み



次回予告


第3回「アナフィラキシーってどんな状態?」~知っておきたい緊急時のサインと対応~

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