第3回 アナフィラキシーってどんな状態?
- yuinokainpo
- 6月6日
- 読了時間: 3分

第3回 アナフィラキシーってどんな状態?
~知っておきたい緊急時のサインと対応~
食物アレルギーについて調べていると、「アナフィラキシー」という言葉を目にすることがあります。
ニュースなどで取り上げられることもあり、「とても怖いもの」という印象を持つ方も多いかもしれません。
確かにアナフィラキシーは命に関わる可能性のある重いアレルギー反応です。しかし、正しい知識を持っていれば、必要以上に恐れる必要はありません。
アナフィラキシーとは、アレルギーの原因となる食べ物などを摂取した後に、複数の臓器で急激に症状が現れる状態をいいます。
例えば、
・じんましんが広がる
・顔や唇が腫れる
・咳が止まらない
・ゼーゼーする
・腹痛や嘔吐が起こる
・顔色が悪くなる
・ぐったりする
などの症状が見られます。
さらに重症化すると、
・呼吸が苦しくなる
・血圧が下がる
・意識がなくなる
といった状態になることがあります。
これを「アナフィラキシーショック」と呼びます。
アナフィラキシーは、原因となる食べ物を食べてから数分から30分程度で発症することが多いとされています。
そのため、原因食品を食べた後は特に注意が必要です。
また、食べた量が少ないからといって安心はできません。
ナッツ類や落花生(ピーナッツ)などは、ごく少量でも強い症状を引き起こすことがあります。
保護者の方に覚えておいていただきたいことは、「様子を見過ぎない」ことです。
症状が軽そうに見えても、
・咳が続く
・声がかすれる
・顔色が悪い
・ぐったりしている
といった様子が見られる場合は、速やかに医療機関へ相談しましょう。
また、アナフィラキシーの危険性があるお子さんには、医師から「エピペン®」という緊急補助治療薬が処方されることがあります。
学校や学童保育では、保護者や主治医と連携しながら、緊急時の対応方法を事前に確認しています。
アナフィラキシーは確かに重い症状ですが、多くの場合は事前の準備によって対応することができます。
大切なのは、怖がることではなく、「症状を知り、早く気付き、適切に行動すること」です。
家族や学校、学童保育が協力しながら、お子さんが安心して生活できる環境を整えていきましょう。
ワンポイント
食物アレルギーの症状が出たときは、「いつ食べたか」を確認しておくことが大切です。
医療機関を受診する際に、
・何を食べたか
・何時頃食べたか
・どのような症状が出たか
を伝えられると、診断や治療に役立ちます。
スマートフォンのメモ機能などを活用するのもおすすめです。
参考文献・参考サイト
■ 厚生労働省 アレルギーポータル
■ 消費者庁 食物アレルギー表示制度
■ 日本アレルギー学会
■ 日本小児アレルギー学会
■ 文部科学省 学校のアレルギー疾患に対する取り組み
■ アレルギーの手引き2025(日本アレルギー学会)
次回予告
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