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第5回 食品表示の見方を知ろう


第5回 食品表示の見方を知ろう

~アレルギー表示を正しく読み取るポイント~


 食物アレルギーがあるお子さんにとって、食品表示は安全を守るための大切な情報です。


 しかし、スーパーやコンビニで食品を手に取ったとき、

「どこを見ればいいの?」「難しい言葉が多くて分からない」

と感じたことはありませんか。


 今回は、知っておきたいアレルギー表示の基本についてご紹介します。


 食品には、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が含まれている場合、その情報を表示するルールがあります。


 現在、特に重い症状を起こしやすく、表示が義務付けられている食品を「特定原材料」といいます。


 2025年現在の特定原材料は次の8品目です。

 ・えび

 ・かに

 ・くるみ

 ・小麦

 ・そば

 ・卵

 ・乳

 ・落花生(ピーナッツ)


 これらが含まれる加工食品には、原則として表示が必要です。


 例えば、

「原材料名:小麦粉(国内製造)、砂糖、卵、バター」

と記載されていれば、小麦・卵・乳が含まれていることが分かります。


 また、特定原材料ほどではないものの、注意が必要な食品として「特定原材料に準ずるもの」があります。


 アーモンドやカシューナッツ、大豆、キウイフルーツなどがこれに含まれます。


 さらに、保護者の方からよく質問を受けるのが、

「本製品の製造工場では〇〇を含む製品を製造しています」

という表示です。


 これは、原材料として使用しているわけではありませんが、製造過程で微量に混入する可能性があることを知らせるための表示です。


 この表示があるから必ず危険というわけではありません。


 しかし、重いアレルギーがある場合には、主治医と相談しながら判断することが大切です。


 また、お菓子や加工食品だけでなく、学校行事や地域行事などで配られる食品についても、原材料を確認する習慣をつけておくと安心です。


 学校や学童保育では、アレルギー情報を事前に確認しながら対応していますが、ご家庭でもお子さんと一緒に表示を見る機会を増やしていきましょう。


 将来的には、お子さん自身が食品表示を確認できるようになることも大切な安全対策の一つです。


 食品表示は難しそうに見えますが、「何が入っているかを確認する習慣」を身につけるだけでも事故の予防につながります。


 毎日の買い物の中で、ぜひ親子で確認してみてください。



ワンポイント


 食品のパッケージがリニューアルされると、原材料が変更されることがあります。


 いつも購入している商品でも、「前と同じだろう」と思わず、定期的に表示を確認する習慣をつけると安心です。



参考文献・参考サイト


■ 消費者庁 食物アレルギー表示制度


■ 厚生労働省 アレルギーポータル


■ 日本アレルギー学会


■ 日本小児アレルギー学会


■ 文部科学省 学校のアレルギー疾患に対する取り組み



次回予告


第6回「外食・旅行で気を付けたいこと」~楽しい思い出を安全につくるための準備とは?~

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